プライド?思いやり?振られる前に振る心理4つ
- 2017/1/27
- 恋愛トラブル
付き合っている時、なんとなく感じる予感の一つが「別れの予感」。
彼氏の纏う雰囲気、まなざし、そして言葉などから、「もしかして振られてしまうかも」と漠然と感じたことがある女性も多いはず。
いわゆる恋愛末期の状態になったとき、彼氏が好きだからリカバリーするために努力するタイプと、手をこまねいてビクビクしながら過ごすタイプ、振られる前に振ってしまえと自分から先手を打って振るタイプの3種類に大まかにわかれます。
今回は、振られる前に振る心理についてみていきましょう。
1. 正常性バイアス
「いつ別れを切り出されるか?」とビクビクしながら過ごすのは非常にストレス。
できれば、そんな不安な状態から早く逃れたい、安心して過ごせる場所に逃れたいと思うのは当然の心の流れです。
人間は、強すぎる不安や恐怖に直面した時に「これは大したことではない」「そんなに危険な状態ではない」と思い込んでしまう「正常性バイアス」という特性を持っています。
それが恋愛の最終局面に揺れる不安定な自分の心を守るために「別に彼氏と別れたって自分はそんなにダメージを受けない」「大丈夫」だからと思い込み、「彼氏に言われる前に自分から別れを告げてしまおう」という行動につながることもあります。
この場合、失ってから彼氏(元彼)の大事さに気付き、あの時に別れないようにもっと努力すればよかったという後悔を残してしまうことが少なくありません。
そんなことにならないためにも、不安で怖くて仕方がない時こそ落ち着いて、彼氏の存在の大きさや自分の彼氏に対する気持ちをしっかり冷静に考えるようにしましょう。
2.プライド
あなたが恋愛が終わりそうだと感じた時に、「あんな彼氏、振られる前にこっちから振ってやる!」と思ったのなら、それは「傷つけられたくない」「振られるのはカッコ悪い」という気持ちの表れ、つまり「彼氏よりも自分のプライドのほうが大事」という心理があらわれているということも。
自分のプライドを優先して振られる前に振ってしまうことのデメリットも、後悔が残りやすくなることです。
「もうちょっとあがけば別れることもなかったのかな」「話し合いをしていればもしかしたら・・・」など、元彼となってしまった相手へ未練が残り、なかなか次の新しい恋に進むのが難しくなってしまうことも多くなります。
それは不完全燃焼のまま、プライドだけを大切にして逃げたことによる当然の結果といっても過言ではありません。
結局、自分が彼氏の心や自分の心と正直に向き合わなかったツケを後で払うことになるのです。
振られそうと思ったときには、プライドを優先して逃げるよりも前に自分にできることをやるだけやってからでも遅くないはずです。
3.思いやり
次に考えられるのが、彼氏のことが本当に好きで、別れを言い出し辛そうなようすをみて、あえて自分から身を引くために振られる前に振ってあげようという心理です。
この場合、まだ彼氏を好きな気持ちがしっかりある分、自分から振るのは非常に苦しい決断となることでしょう。
しかし、そこには彼氏を強く思う気持ちがあり、彼氏のためを思って辛い選択を選んだ自分を自分で褒めてあげられるでしょうし、人間的にも大きく成長するきっかけにもなるはず。
思いやりの気持ちで振られる前に振ることを決めた場合には、大きなメリットがあります。
それは、関係の修復・復縁の可能性が高くなるということ。
彼氏(その時点では元彼)も、言い出し辛いと思っていたことを彼女の方から言い出してくれたことで心象は非常に良くなります。
彼女自身の気持ちよりも自分のことを思って身を引いてくれた女性の優しさや懐の大きさに、改めて彼女の良さや人間的なすばらしさを再確認して惚れ直すということもあるのです。
4.かけひき
「振られてしまいそう」となんとなく感じていても、それが事実なのかどうかは彼氏でなければわかりません。
そこで敢えて自分から別れを持ち出すことで彼氏の気持ちを確かめようと駆け引きの材料として使うこともあります。
この場合、勝率は五分五分。
「あ、そう?」と本当に別れてしまうこともあれば、自分から離れていこうとする女性が急に惜しくなって「待って!別れたくない」となることもあります。
しかし、女性の直観はなかなか鋭いもの。
彼氏が本当に別れ話のきっかけを探している場合だったら「渡りに船!」とばかりにすぐに別れを承諾されてしまい、取返しのつかない結果となるので要注意です。
まとめ
振られる前に振る心理には、このようにいくつかの心理が考えられます。
彼氏に別れを告げられそう!というある意味極限状態になった時、自分がどのような態度をとるかはその後のあなたを大きく左右する重大な分かれ目となることも。
振られる前に振ってしまえと安易に決めるのではなく、振られそう!となった時こそ落ち着いて最善と思える決断をしましょう。